【2026年最新】民泊届出件数の都道府県別ランキング|観光庁データ完全まとめ

民泊(住宅宿泊事業)を始めるにあたって「自分のエリアでどれくらい届出があるのか」「競合は多いのか少ないのか」は気になるポイントです。

本記事では、観光庁が公表する住宅宿泊事業法に基づく届出及び登録の状況一覧(2026年1月15日時点)のデータを独自集計し、都道府県別・東京23区別・政令市別のランキング形式でまとめました。

全国の届出件数は59,427件、うち廃止が21,315件で、現在稼働中の届出住宅数は38,112件です。

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目次

全国の民泊届出状況(2026年1月15日時点)

観光庁が公表する最新データの全体像は以下のとおりです。

区分 届出件数 廃止件数 届出住宅数 廃止率
都道府県 18,711 4,870 13,841 26.0%
保健所設置市 16,969 8,394 8,575 49.5%
東京23区 23,747 8,051 15,696 33.9%
合計 59,427 21,315 38,112 35.9%

全体の廃止率は35.9%。東京23区と保健所設置市(大阪市・札幌市など)は届出件数が多い反面、廃止率も高い傾向にあります。

また、特区民泊(国家戦略特別区域法に基づく認定)は21,826居室(2025年11月末時点)が認定されています。

都道府県別 民泊届出件数ランキング

都道府県(保健所設置市・特別区を除く)の届出住宅数ランキングです。保健所設置市や東京23区は別集計のため、この表の「東京都」は八王子市・町田市を除く多摩地域が中心です。

順位 都道府県 届出件数 廃止件数 届出住宅数 廃止率
1 福岡県 2,786 1,220 1,566 43.8%
2 北海道 1,768 477 1,291 27.0%
3 沖縄県 1,791 672 1,119 37.5%
4 千葉県 1,409 310 1,099 22.0%
5 東京都 618 122 496 19.7%
6 静岡県 628 132 496 21.0%
7 神奈川県 639 161 478 25.2%
8 栃木県 535 74 461 13.8%
9 埼玉県 515 99 416 19.2%
10 山梨県 475 113 362 23.8%
11 和歌山県 564 202 362 35.8%
12 新潟県 463 102 361 22.0%
13 三重県 358 37 321 10.3%
14 岐阜県 350 62 288 17.7%
15 熊本県 306 61 245 19.9%
16 滋賀県 292 51 241 17.5%
17 愛媛県 284 45 239 15.8%
18 茨城県 286 50 236 17.5%
19 大阪府 312 79 233 25.3%
20 奈良県 270 38 232 14.1%
21 群馬県 266 48 218 18.0%
22 広島県 261 48 213 18.4%
23 鹿児島県 244 45 199 18.4%
24 香川県 239 49 190 20.5%
25 長崎県 241 56 185 23.2%
26 長野県 229 49 180 21.4%
27 愛知県 211 34 177 16.1%
28 富山県 174 19 155 10.9%
29 山口県 180 25 155 13.9%
30 福島県 168 35 133 20.8%
31 宮崎県 156 27 129 17.3%
32 青森県 142 16 126 11.3%
33 大分県 173 51 122 29.5%
34 岩手県 144 26 118 18.1%
35 宮城県 166 48 118 28.9%
36 京都府 136 23 113 16.9%
37 兵庫県 112 12 100 10.7%
38 徳島県 123 23 100 18.7%
39 島根県 112 26 86 23.2%
40 佐賀県 96 13 83 13.5%
41 高知県 94 14 80 14.9%
42 岡山県 84 17 67 20.2%
43 秋田県 66 9 57 13.6%
44 石川県 75 19 56 25.3%
45 福井県 66 11 55 16.7%
46 山形県 65 12 53 18.5%
47 鳥取県 39 8 31 20.5%

上位を見ると、福岡県(1,566件)が都道府県単体で最多。次いで北海道沖縄県と、観光需要の高いエリアが続きます。

地域別の民泊届出状況

8地域ブロックごとの集計結果です(都道府県分のみ、保健所設置市・特別区は含みません)。

地域 届出件数 廃止件数 届出住宅数 廃止率
北海道 1,768 477 1,291 27.0%
東北 751 146 605 19.4%
関東 4,268 864 3,404 20.2%
中部 2,671 541 2,130 20.3%
近畿 2,044 442 1,602 21.6%
中国 676 124 552 18.3%
四国 740 131 609 17.7%
九州・沖縄 5,793 2,145 3,648 37.0%

関東・九州沖縄・中部が届出住宅数の上位を占めています。近畿は保健所設置市(大阪市・京都市)に集中しているため、都道府県単体では少なく見える点に注意が必要です。

東京23区の民泊届出件数ランキング

東京23区は全国の届出住宅数の41.2%(15,696件)を占める、日本最大の民泊集積地です。

順位 届出件数 廃止件数 届出住宅数 廃止率
1 新宿区 5,140 1,520 3,620 29.6%
2 墨田区 2,804 815 1,989 29.1%
3 豊島区 2,907 1,040 1,867 35.8%
4 渋谷区 2,503 1,032 1,471 41.2%
5 台東区 2,231 890 1,341 39.9%
6 港区 1,338 498 840 37.2%
7 北区 782 212 570 27.1%
8 世田谷区 705 200 505 28.4%
9 江戸川区 650 203 447 31.2%
10 杉並区 580 151 429 26.0%
11 中野区 632 235 397 37.2%
12 葛飾区 716 320 396 44.7%
13 板橋区 596 201 395 33.7%
14 文京区 459 122 337 26.6%
15 大田区 398 152 246 38.2%
16 足立区 332 89 243 26.8%
17 品川区 391 152 239 38.9%
18 中央区 123 18 105 14.6%
19 練馬区 142 38 104 26.8%
20 江東区 110 55 55 50.0%
21 千代田区 51 8 43 15.7%
22 目黒区 51 20 31 39.2%
23 荒川区 106 80 26 75.5%

新宿区が3,620件で圧倒的1位。歌舞伎町エリアのインバウンド需要が背景にあります。2位は墨田区、3位は豊島区で、いずれも交通アクセスの良い繁華街エリアです。

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主要都市(保健所設置市)の民泊届出件数

保健所設置市(政令市・中核市等)のうち、届出住宅数の多い上位10都市です。

順位 都市 届出件数 廃止件数 届出住宅数 廃止率
1 札幌市 5,415 2,842 2,573 52.5%
2 大阪市 5,961 3,766 2,195 63.2%
3 京都市 1,567 479 1,088 30.6%
4 名古屋市 1,112 391 721 35.2%
5 那覇市 473 94 379 19.9%
6 横浜市 399 106 293 26.6%
7 広島市 633 360 273 56.9%
8 神戸市 195 52 143 26.7%
9 川崎市 170 71 99 41.8%
10 藤沢市 122 30 92 24.6%

札幌市大阪市が2,000件超で突出。大阪市は廃止率63.2%と全国で最も高く、特区民泊との競合や条例規制の影響が見て取れます。

廃止率から見る民泊の撤退リスク

届出件数に対する廃止件数の割合(廃止率)は、そのエリアでの民泊事業の継続しやすさを示す指標です。

廃止率が高い都道府県TOP10

順位 都道府県 届出件数 廃止件数 廃止率
1 福岡県 2,786 1,220 43.8%
2 沖縄県 1,791 672 37.5%
3 和歌山県 564 202 35.8%
4 大分県 173 51 29.5%
5 宮城県 166 48 28.9%
6 北海道 1,768 477 27.0%
7 石川県 75 19 25.3%
8 大阪府 312 79 25.3%
9 神奈川県 639 161 25.2%
10 山梨県 475 113 23.8%

廃止率が低い都道府県TOP10

順位 都道府県 届出件数 廃止件数 廃止率
1 三重県 358 37 10.3%
2 兵庫県 112 12 10.7%
3 富山県 174 19 10.9%
4 青森県 142 16 11.3%
5 佐賀県 96 13 13.5%
6 秋田県 66 9 13.6%
7 栃木県 535 74 13.8%
8 山口県 180 25 13.9%
9 奈良県 270 38 14.1%
10 高知県 94 14 14.9%

廃止率が低いエリアは競合が安定的に運営できている証拠であり、新規参入にも有利と考えられます。ただし、届出件数が少ないエリアは母数が小さいため、参考程度に見てください。

この統計データの読み方と注意点

観光庁の届出統計データを活用する際に、知っておくべきポイントを解説します。

「都道府県」「保健所設置市」「特別区」の3区分

住宅宿泊事業法では、届出先が居住地の保健所を管轄する自治体になります。そのため、同じ東京都内でも「東京都」(多摩地域等)と「23区」は別集計です。大阪府と大阪市、京都府と京都市も同様です。

特区民泊との違い

この統計は「住宅宿泊事業法(民泊新法)」に基づく届出のみを対象としています。国家戦略特区の特区民泊(大田区・大阪市・北九州市等)は別制度で、認定居室数21,826室が別途存在します。

廃止件数は「撤退」とは限らない

廃止には、旅館業法への切り替え(年間180日制限の回避)や、特区民泊への移行も含まれます。廃止率が高い=失敗が多い、とは一概に言えません。

まとめ:民泊届出データから見えること

観光庁の最新データ(2026年1月15日時点)から見えるポイントをまとめます。

  • 全国の届出住宅数は38,112件。東京23区だけで全体の41%を占める
  • 届出住宅数1位は新宿区(3,620件)、都市では札幌市(2,573件)、都道府県では福岡県(1,566件)
  • 全体の廃止率は35.9%。大阪市(63.2%)が最も高い
  • 廃止率が低いエリア(三重県・兵庫県など)は安定運営の傾向

民泊開業を検討している方は、自分のエリアの競合状況と廃止率を参考に、事業計画を立ててみてください。

出典: 観光庁 民泊制度ポータルサイト「住宅宿泊事業法の施行状況」(2026年1月15日時点)

よくある質問

民泊の届出件数は全国で何件ですか?

2026年1月15日時点で、全国の民泊(住宅宿泊事業法)の届出件数は59,427件です。うち廃止が21,315件で、現在稼働中の届出住宅数は38,112件です。

民泊の届出が最も多い地域はどこですか?

東京23区が15,696件で最多です。区別では新宿区(3,620件)、墨田区(1,989件)、豊島区(1,867件)の順です。都市別では札幌市(2,573件)、大阪市(2,195件)が多くなっています。

民泊の廃止率はどのくらいですか?

全国平均の廃止率は35.9%です。大阪市(63.2%)が最も高く、特区民泊や旅館業への切り替えが主な理由とされています。廃止率が低いのは三重県、兵庫県などです。

特区民泊と住宅宿泊事業法の届出は何が違うのですか?

住宅宿泊事業法(民泊新法)は年間180日の営業上限がありますが全国で届出可能です。特区民泊は国家戦略特区のみで認められ、営業日数制限がない代わりに最低宿泊日数(2泊3日以上等)の条件があります。2026年1月15日時点で特区民泊は21,826居室が認定されています。



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